PBW『シルバーレイン』のキャラクター、黒霧兄妹・黒霧凛・来栖裕也&背後の雑記。
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洋館の少女
結社の方にも投下したヤツ。

単に館見つかってはいここ使いましょーじゃつまんないんでちょいと仕掛け?をば。その前フリ。
独自解釈(超無理矢理な図書室改変など)やご都合主義ばかりなので、まぁ無理に読む必要はないぜ。
ちなみに6000文字近くあるんで注意ー。途中で展開が変わった辺り計画性はない。推敲もしてな(ry

しっかし、結社だと一行の文字数が少ないのもあってかすんげー読みづらいな。
っつーか、コレも相当読みづらい。
でも改行ってどこで使えばいいか分かんねーんだ。すまん。

まぁ、こんな感じで館に住み着く前に一つ挟んでみたかったわけですよ。ほら、純粋結社だし!
面倒だけど、付き合ってもらえたら幸いってね。


 休日の昼下がり。天気は良好。茂る木々。かと言って暗すぎはなく、ほどよく射し込む陽の光。
 市街地から少し離れた森の中を、慎と裕也は歩いていた。目指すは新たな結社活動の拠点となる洋館である。
 事前に調べはついていた。都市伝説の噂話を投稿する掲示板に、ある館の記事が上がっていたのだ。記事の内容はごくありふれた『館に入った者は帰ってこない』と言うごくありふれた心霊スポット。ならば何でそれを知っているのかと言う突っ込みは以下略。こんな近くにそう都合よく館なんかあるものかと以下略。
「多少の強引な設定は気にしたら負けだ」
「……どこを向いて喋っている」
「ま、こういうのってただの噂話どまりだったりするんだよな。某杉沢村だって見つからなかったし」
「いや、それは伏せてな……まあいい。火のない所に煙は立たぬ、とも言うだろう」
「実際に館があってゴーストの巣窟でした、ってか? ま、そしたらゴースト倒しちまえばいいか。……でもよ、さすがに曰くつきの館はちょっと住みたくないぜ? 血痕拭いてまで使おうとは思わねーよ」
「そこのゴーストに聞けばいいんじゃないか。ここは昔陰惨な事件でもあったのか、と」
「や、ゴーストが居る時点で過去何かあったんじゃねーか。っつーかゴーストに質問する発想はどうかと。……はぁ、とりあえずは館が存在してから考えよーぜ」
 そんなやり取りをしつつ、館を探して森の中を歩いていく。

◆遭遇

 まだ夏が遠いとは言え、上着が邪魔になる暖かさ。かれこれどのくらい歩いたのだろうか、汗が滲み出してきた頃、
「あー、無理、疲れた!」
 裕也が木に座り込んだ。しかし特に息が上がっている訳でもなく、口で言うほど肉体的な疲労はさほどない。
「軟弱だな」
 裕也とは対照的に涼しい顔の慎。黒のロングコートを身に纏うその姿は、見てる方が暑くなる。
 それは裕也も例外ではなく。
 ただ、暑さとは別の要因も疲れを助長させていた。気分的な疲れが酷い。
「うるせーな。何だよそのコートは。保冷剤でも仕込んでのかっての。……まぁいいや、そんなの。…………気付いたか?」
「ああ。試しに途中で印を付けてみたが……予想通りだ」
 慎が見やる木の幹には剣先で刻みつけた×印。
 いくら道を知らないとは言え、ひたすらまっすぐに進んだ森の中。しかし、歩けど歩けど森から出られない。そして、途中で付けた印が今この場に――。
「……戻ってきた、か。あー、同じトコぐるぐる回らせられてたんかね。……特殊空間とかそんな類?」
「おそらく」
「まー、よく知ってる特殊空間とはまた違う気もするけどやっぱ気にしちゃ負けだな。ってことは、館の噂はビンゴ?」
「まだ分からない。全く別の件で、偶然条件を満たしてしまったかもしれない」
「はー……メンドくせぇ。まだ歩く? 俺しばらく休みたいんだけど。脱出はまた後でー」
「……いや、そうのんびりはしていられないようだ」
「? ……ああ、なるほどね。向こうから来てくれて助かったぜ」
 進行方向からの人影に気付いた二人。ゴーストだ、と勘が告げていた。
 少女だった。見た目には二人より少し年下か。茶髪のショートカットに動きやすいラフな格好で一見少年のようだが、それとは不釣合いなまでの胸の膨らみようが女であることを示していた。
 彼女は二人に駆け寄ってきて、媚びるような上目遣いをしつつ話しかけてくる。
「ねぇねぇ、君達もここ迷っちゃったの? 良かった、私もなんだよね!」
「そーそー、何か同じトコぐるぐる回っちゃってさ。せっかく面白そうな心霊スポットあるって掲示板に書かれてたのによー……そもそも行き着かなきゃ意味ないっつーの」
「あ、君もあの記事見たんだ?」
「うん。こんな近場にあるなんてラッキー! って思ってさ。ま、どうせ何ともない廃墟なんだろーけど。行くだけ行こうぜー、ってさ。そしたらこの不思議現象でちょっとヤベーなぁと途方に暮れてたワケ」
「うんうん、私も私も! でも良かったぁ、同じ人いて!」
「…………」
 慎は全く彼女と会話を交わす気はないらしい。さり気なく裕也の後ろに移動し、距離を置いている。
(おいおい……くそ、俺が一人で相手して頑張るしかねーんかい)
 あくまで一般人を装って館まで案内してもらおうと言う考えである。上手く行けば不意打ちで先手取れるかもしれない。
 しかし、この外見や必要以上に誘うような仕草からするに、二人は彼女がリリスの可能性が高いと踏んだ。一般人とは違うことを嗅ぎ取ってはいそうだ。このまま『美味しそうな人間』で進むことを祈りつつ。
「あれ? そっちの子はどうしちゃったの?」
 全く喋らない慎が気になる様子で、裕也越しに首を伸ばして様子を伺う彼女。
「あー、こいつは気にすんな。ただでさえあんま喋らない上にすんげー人見知りするんだよ。ま、空気だと思ってくれや」
「ふーん……そうなの」
 どうも納得がいかなさそうだったが、それ以上慎を見るのはやめたので裕也は内心安堵した。
「私途方に暮れちゃってたけど、同じ人がいて安心したよ。うん、何だか先に行けそうな気がする!」
「やー、散々歩いたからなぁ……。またしばらく歩くのは正直勘弁。すぐ館が見つかるんならいいけどさー……」
 裕也はわざとらしく疲れた風を装って、早く館へ連れて行けと暗にアピール。
 それはさすがにあからさま過ぎるだろうと慎は思ったが、口には出さなかった。
「大丈夫! すぐ見つかるよ! ほら立とうよ、一緒に行こう??」
 彼女は裕也の肩を掴んで大きく揺さぶった。
「イテテテテっ。分かった、分かったから離してくれよ。その細腕のどこに力があるんだか……」
 明らかに女性の力にしては強すぎる掴みに、思わず口からこぼれてしまった。
「あ、ご、ごめん……。つい力が入っちゃって……。よ、よく言われちゃうんだ。もっと加減しろ、って」
「ま、まぁいいけど。あんまりやり過ぎるとせっかく作った男が逃げちまうから気を付けた方いいぜ? ああ、俺らは除外な。相手いるんで」
 さり気なく防御線を引いてみる。
「あ、そうなんだ……ちょっと、残念」
 それを聞いて、目を伏せうな垂れる彼女。
 たとえ演技であろうとも気のあった素振りをされて、これから退治しなきゃならないかもしれないんだよなぁ……と少し胸が痛む。慎の方は相変わらず表情を変えず沈黙を貫いているので分からないが。多分何も感じてないんだろうなー、と裕也は勝手に決め付けた。
「ま、そんな顔すんなって。心霊スポットくらい付き合うって」
「え、ホントっ!?」
 きらきら。その表現がそのまま使えそうな輝いた目を裕也に向けた。周囲にも光が散りばめられているように見えるのはさすがに錯覚だろう。
 これがご馳走を目の前にした目だと思うとどうも複雑である。
「やー、実は俺らってオカルト研究会の会員でさ。あ、学校の奴らで組んだんだけど。オカルトっつーてもあんま深くはないけどな。どこか集まれる場所ないかなぁって思って探してたのさ。ほら、黒魔術とか試してみるんなら誰かの家使いづらいし。まぁ、どーせ心霊スポットっつーてもテレビ見てると心霊現象なんて結局なかったりすんじゃん? んで、こういうトコだったら集まっても誰かに見られないし存分に使えるかなーって」
 全て丁度今思いついたデタラメである。多少の無理は勢いで誤魔化せ、とすらすらと言う裕也に彼女の方はすっかり信じている様子で、「へぇ…」「うんうん」などと頷いている。
「まぁ、ホントに何か事件が起こってたなら諦めるけどなー。肝試しならいいけど、拠点にしてしばらく居るってトコがアレだったら、やっぱ嫌じゃん? そこまで神経図太くねーよ」
「あ……うん、そうかもね。ホントの心霊スポットに泊まるのって……私も怖いかも。うーん、そういうのは多分なかったはず……かな。噂じゃ一家惨殺とかあったみたいだけど、そんな事件なかったみたいだし。女の子が一人、病気で死んじゃっただけ……かな。で、あまりにも奥さんが悲しむから館から遠ざけるように引越しして廃墟になったの。でも女の子は家に憑いたまんまで……寂しい、って」
 彼女はぽそぽそと喋る。
「……えーと? 何かすげー詳しいみたいだけど……もしかして、もうその館行ったとか? そんでもってその幽霊さんと話した? ……そんなワケねぇかゴフッ!」
 裕也の脇腹に衝撃。慎が小突いたようだ。振り向いた裕也に『気付いてないフリをしろ馬鹿』と目が語っていた。
 彼女はいかにも「喋りすぎちゃった!」と言う顔をしていたが、すぐにまた続ける。
「ご、ごめん。そう、実は何回かその館には行ってるの。それに私霊感あるから、彼女と会話もして……。噂も私が流したんだ。彼女……寂しくならないように誰か来てくれるように。そしたらあなた達を見かけて……館までの道って複雑だから道案内してあげよう、って」
「……すげー、霊感あるのか! え、どんな感じ? やっぱ透けてたりするん?」
「…………えーと……」
 うつむく彼女。口元に手をやり、何事か思案しているようだ。
 さすがにわざとらしすぎたかな、と裕也は少し反省。
「や……すまん。無理に言わなくてもいいからな?」
「…………」
 先程までの喋りようが嘘のような沈黙っぷり。

◆いざ館へ

 二人は互いに顔を見合わせた。『どうする』『何か言え』など目で会話するも、行動には至らず。
 ――だが。
 刹那の殺意が二人を動かすこととなった。
「「っ!!」」
 同時に後ろに飛びすさる。直後、二人が居た空間を長く鋭い爪が裂いた。
 爪の主は、先の彼女。ただ、格好は裸体に蛇を巻きつけただけの官能的なものになっていた。
 攻撃が空を切ったと言うのに、逆に嬉しそうに笑みをほこばせている。
「あー、良かった。これ当たったらどうしようかと思っちゃったよ。あんまりにも君達能力者だってバレバレだから弱い子なんじゃないかとドキドキしてたんだから」
「ちぇっ、館まで案内してもらってから先制取ろうかと思ったんだけどな」
「お前の演技が下手すぎたんだ」
「いやいや、慎だろ。明らかに警戒してたじゃねーか」
「……うん、どっちもどっちだったよ?」
「「…………」」
 のほほんとしたリリスの言葉に二人は顔を見合わせ溜息をつき、「「起動(イグニッション)!」」と戦闘状態に移行。彼女へと武器を構え、向き直る。
「仕方ねぇ。館への案内は諦めるか……」
「まぁ、地道に館を探すとしよう」
 二対一。決してゴースト相手には有利とは言えないが、リリスは戦闘になるとほぼ逃走を試みると聞く。特に包囲などの策は講じていない今、まず逃げられるだろう。
 しかし、彼女は全く逃げる素振りをしなかった。
「え? 館への案内はちゃんとしてあげるよ? ……ま、ここで私に攻撃するんならソッコー逃げるけどね?」
「へ?」
「だから、ちゃんと館へは案内してあげるって。ホントなら食べちゃいたいけど……またの機会にとっておくね!」
 それどころか、ウインクをしながら裕也の腕を掴んだ。予想外の行動に面食らって固まる裕也を気にすることなく、リリスは「こっちこっち!」と引っ張っていく。
 戦わない者に攻撃する気はないのか、慎も黙ってついていく。
 時間はさほど要さなかった。迷っていたのは何だったのか、数分歩いただけで目的の場所に辿り着く。
 目にする館の大きさは申し分なかった。いかにも富豪が建てたかのような、数十人は余裕で生活出来る大きさ。傷みも少なく、すぐにでも生活出来る位である。
「ちょっとねー、あの子って寂しがり屋なくせに警戒心が強いって厄介な子でさ。私はまぁ……こんなんだからすぐに看破出来たんだけど、人間だったらまず来れないんじゃないかな。君達が初めてだよ。さぁさ、どーぞ」
 彼女は玄関の扉の前に立ち、館の使用人かのように礼をして『お入り下さいなー』と手を上げた。しかし格好はリリスそのものなので、館は館でもこれでは娼館だ。
「……いや、あのその格好で言われてもどーも入りづらいんだけど」
「……俺達を案内した魂胆は何だ。どうも、貴様やその館に居る奴の餌食にする為とは思えないんだが」
 あくまで冷静な慎。それ以前に何も感じていないのか。裕也は目のやり場に困っているらしく、視線が定まってない。
「んー、出来れば餌食になって欲しくはない……かな。ぶっちゃけると、あの子を倒して消して欲しいの」
 笑顔が消え、一転して真面目な顔になる。
「あの子さ。どうも自分が捨てられたって思っちゃってるみたいで。親族聞いてみたら親の方は全然今でも彼女のこと想ってるみたいでさ。何回も伝えたんだけど、聞かなくて。親訪れても攻撃しようとしちゃうし。もう可哀相で見てられなくて」
「……あれ、リリスってこんなんだっけ」
「いや……色々な奴がいるとは聞くが」
「こら、あんた達普通に失礼だから」
 チラチラ見ながらこそこそと話す二人にビシッと指を突きつける。
「私も普通じゃないって分かってるけどね! 何でここまでやっちゃったのか私でも分からないし。とにかく! ……彼女を眠らせてあげて。道は私があなた達のトコ来る前にあの子にお願いして開いてあるから、お仲間呼んでもここまで普通に来れるはずだから。あ、終わったらこの館好きにしちゃってもいいよ。家族には霊能力者が御祓いして拠点に使うとかそんな感じのうまーく言っておいたから!」
 それじゃあ頼んだよ! と二人の背中を叩いてリリスは風の如く去って行った。
 後に残るは事情がよく飲み込めず唖然とする二人だけ。
「……どうしようか」
「とりあえず、ここの地縛霊さえ倒せば館は俺達が貰ってもいいってことだろう」
「ちょ、あのリリスは気になんねぇの?! っつーかどんだけ都合いいんだよ?!」
「去っていったものを詮索しても無駄だろう。……妙なリリスもいるものだ」
「あれ絶対リリスの枠から外れてるだろ……妙で片付けられねぇって。……アレか、気にしちゃ負けってヤツだな、うん。そうしよう」
 多少の強引な設定や展開は気にしちゃ負け。再び心に刻む裕也であった。と言うかこればっかり。

◆少女

 重たい門扉をゆっくりと開けていく。
 玄関ホールは吹き抜けになっていて、大きな窓から陽光が射し十分なほどに明るい。このままホテルにも出来そうなほどの館で申し分なし。
 そして、ホールには多数のぬいぐるみを周囲に散りばめ、その中心に彼女が二人を待ち受けていた。
 人形がそのまま等身大化したかのような容姿。ストレートの腰まである黒髪に、ゴシックな黒のドレス。大きな熊のぬいぐるみを抱きしめ、二人を光のない闇の渦巻く目で見据えた。
「やったぁ……お姉ちゃん、お友達連れてきてくれたんだ。しかも、二人も……。これで、私もう一人じゃないんだね。もう、捨てられて一人は嫌だもの」
 ふわり、とぬいぐるみ達が宙に浮かんだ。その全ての目が二人に向けられる。
「ちょっと痛いかもだけど、我慢してね? これから、ずーっと遊ぶには今のままじゃダメだから……っ!」
 ぬいぐるみにはあるまじき鋭利な爪をむき出しにし、一斉に飛びかかってきた。
 咄嗟にイグニッションして、二人はぬいぐるみ達を返り討つ――。



kurogiri-49.gif
適当すぎる。

ホントはリリスも戦闘に参加させるつもり(少女の回復役で)だったけど途中で変わってしまった。
図書館の説明ぶっちぎってる所幾つもあるけど目を瞑ってやって下さい。実は図書館あまり把握してn(ry
こんなリリスもいいじゃないですか(超適当)
これは結社では公開制限しちゃってますが(あまりにもぶっちぎってるので(…)、
今後、偽シナ(またはその類の企画)があれば全公開します。無難にゴースト退治にします。多分。
代わりに偽シナ書いてくれる方募集してますorz
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