PBW『シルバーレイン』のキャラクター、黒霧兄妹・黒霧凛・来栖裕也&背後の雑記。
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聖杯戦争前日:裕也の場合
 ――目を閉じる。

 世界結界がかかった大事な戦争。自分に出来ることはなんだろうかと巡らす。
 弱いけども。何千人の内の一人にしか過ぎないけども。
 それでも精一杯、やるんだと。

 どう戦おう。どこに行こう。
 装備は万全か。体調は万全か。覚悟完了したか。

 だけど、無理は禁物。
 命を落としては元も子もないから。命と引換えに戦ったところで、ただ一人を哀しませてしまえば――仮に、万が一、勝利に貢献したとしてもただの無駄死にだ。

 ああ戦おう。指示を確認し、進む先を決めよう。
 扇の模様はいつもながらに美しい。とりあえず明日に備えて寝よう。覚悟はいつだって出来ている。

 ――目を開ける。
 
 ぽたり、と赤。
 あ、鼻血。


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[SS…?
洋館の少女
結社の方にも投下したヤツ。

単に館見つかってはいここ使いましょーじゃつまんないんでちょいと仕掛け?をば。その前フリ。
独自解釈(超無理矢理な図書室改変など)やご都合主義ばかりなので、まぁ無理に読む必要はないぜ。
ちなみに6000文字近くあるんで注意ー。途中で展開が変わった辺り計画性はない。推敲もしてな(ry

しっかし、結社だと一行の文字数が少ないのもあってかすんげー読みづらいな。
っつーか、コレも相当読みづらい。
でも改行ってどこで使えばいいか分かんねーんだ。すまん。

まぁ、こんな感じで館に住み着く前に一つ挟んでみたかったわけですよ。ほら、純粋結社だし!
面倒だけど、付き合ってもらえたら幸いってね。


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[SS…?
<Halloween 2008> Trick and Death
 ――それは、ひとかけらの慈悲もなく。
 …………ただ、振り下ろされた。

 何も出来なかった。
 防ぐことも。避けることも。
 気付けば視界は紅に彩られ。
 それが己から噴出した液体だと認識する間もなく、落ちた――。






 ハロウィンパーティに参加したのは覚えてるよ。
 音楽に漫才に手品に、久司先輩お手製のパンプキンパイ。さすがと言うか何と言うか、めちゃくちゃ美味しかった。うん、楽しかった。凄く楽しかった。
 けど、どうやって帰って来れたかは覚えてない。
 気が付いたらここに辿り着いてた。
 ボクのじゃない部屋。ボクのじゃないベッド。でも、ボクのよく知ってる人のもの。主は今、ボクのすぐ横にいる。

「……さすがの俺でも焦ったからな。部屋の扉を開けたらべったり血を付けた妹が倒れていたなんて、予想出来るか」
「何で自分の部屋じゃなくてこっち来たんだろーね?」
「絶対ここの方が遠いだろうが。……妙な所で体力消費するな」
「へへ、まぁいいじゃん。しばらくここで寝させてー。どうせ重傷だし学校休むー」
「……俺はどこで寝たらいい」
「一緒に寝ればいいじゃん」
「何年前の話だそれは。一緒に寝れるのは小学生までだ」
「うは、誰が決めたのさ。ボク小学生料金も男湯も余裕だよ? だからセフセフ」
「待て、未だに男湯入るのか」
「うん? どーだろーね。あー……喋るとやっぱ痛いなぁ……」
「……仕方ない、そこで寝ろ。……空き部屋で寝るか。最近掃除したのはどこだったか」
「おやすみぃー……」

 ――すぐに眠りについて。
 …………暗闇の中、兄ぃがどこかへ行っちゃう気がして。
 手を伸ばしたんだ。しばらく虚空を彷徨った後、握られたんだ。
 安堵して。そして呟いたんだ。
「……嫌だ、ここにいて」

 目を開けた。
 右手が温かい。何でだろう。
「あ、あああ、兄ぃ!?」
 兄ぃが、ボクの手を握ったまま、床に座り壁に身を預け寝ていた。
 ボクの声に兄ぃも目を覚ます。
「……よく眠れたか?」
「う、うん……でも、何で兄ぃが座って寝てんの?」
「俺を引き止めたのは誰だ」
 ……あれは夢じゃなかったみたい。
「むー、いつもボクをあしらうみたいにスルーすれば良かったのに。こんな寝方じゃ全然寝た気しないじゃん。馬鹿だなぁ」
「……次からはそうする」
「うわ、うそうそ! 冗談だって! …………ありがとう」
「……別に」
 ホント、不器用な兄ぃ。


kurogiri-37.jpg




大神鷹緒MSの依頼、 <Halloween 2008> Trick and Death より。素敵なリプありがとうございました!
参加者の方、MSさん、迷惑かけまくったちはやでごめんなさい。

SSが久々な上にちはやSSは初ですかね。台詞ばっかりだったり、色々と慎SSとは意識して変えてみたり。ケータイ小説(笑)並でもいいじゃない。
あんまり変わりねーじゃん、とか言わないそこ。絵が色々と酷いのはいつものことです。勢いさ!
何で後の絵だと血が消えてるんですかね。服同じなのに。パジャマに脳内変換して下さい。jpgで保存したから、描き直したら更に劣化しちゃう\(^o^)/

ちはやは初BUだったら男湯アウトだと思いますが、最近のロリ化を考えればいけそうな気がします。
大丈夫、大半のロリコンは愛してるからこそ手を出さないよ。手を出すのは一部の糞だけ。

それにしても、まさか慎の妹リビングデッド依頼関連SSよりも早く書けるとは。
重傷にならなかったら書かなかっただろうなぁ。決して天井までの血飛沫に浪漫を感じて描きたかっただけじゃないですよ?

改めまして、お疲れ様でした!
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[SS…?
後夜祭:フォークダンス
 ……運動会はちはやのいた3C桜組が優勝か。おめでとう。
 運動会は小学生の時以来だったな。競技の結果の方は……平凡なものだったが、まぁこんなところか。学生として身体を動かすのも悪くない。
 それにしても……あまりの参加人数の多さにすっかり呑まれた。あちこちにキャンパスがあるのは知っていたが……集まってみてその数の凄まじさを痛感した。

 後夜祭か……少し前の俺だったら、結果発表が終わったらすぐに帰っていただろうな。
 だが…………今は、違う。
 いや、そんなに期待はしていなかった。彼女と俺は似ているから……きっと彼女は参加していないかもしれない。不参加の方が可能性は高かったが、もしかしたら……、な。賭けだった。

 すっかり日が暮れたところで、後夜祭の準備が終わり花火が打ち上げられた。後夜祭開始の合図だ。
 高らかと燃え上がるキャンプファイヤーの炎へとちはやがまっしぐらに走る。炎の周囲には輪が形成されていく。フォークダンスが始まるようだ。
「やれやれ……走るのは構わないが、転ぶなよ」
 まだ走る元気が余っているちはやに苦笑する。俺に走る気力はない。人がぎゅうぎゅうの棒倒しが効いていた。……疲れた。
 周囲を巡らせながらこっそりと輪の中に入る。……まだ彼女の姿は見つからないが、何となく参加しているように思えた。いや、確かにいる。感じる。具体的な位置までは分からないが。
 曲がかかり、生徒が動き始める。……そういえば、フォークダンスは初めてだ。小学校の時はなかったからな。事前にどんな踊りかは調べていたが、実際にするとなると相手がいることも相まってなかなか難しい。……音楽の成績だってそんなに良くはなかったしな。ん、それは関係ないか? リズム感が乏しいのは事実だ。
 徐々に、確実に先輩に近付いている確信。
 ……何十分か経っただろうか。少しずつ慣れてきたような気がする。タイミングが合わなくて足を踏みそうになることもほとんどなくなった。
 礼をして、次の人の手を取る。…………その時、やっと見つけた。
 彼女――碕梓臥先輩が俺の方を向いて微笑んでいた。あと数人と踊れば一緒に踊れる位置まで来ている。しかし既にフォークダンス開始から結構な時間が経っている。最悪、一歩手前で曲が終わってしまうかもしれない。
 曲が終わらないことを祈っている自分がいた。……それしか頭になかった。
 ……気が付いたら碕梓臥先輩の手を取っていた。先輩と目が合ってからこの間、何人かの女子と踊っていたはずだが……すっぽりと記憶がない。
「……緊張しているのか?」
 投げかけられた声。声の主が碕梓臥先輩だと認識するまでに数秒かかった。初めて聞く先輩の声。凛とした立ち振る舞いそのままの、想像通りの声だった。
「…………ん、フォークダンスは……初めてだから、な」
 うまく声が出ない。やっとのことで紡ぎ出す。何故声が出ないのか、自分でもよく分からなかった。若干であるが脈が速くなっている……不思議だった。
 碕梓臥先輩との踊りと共に曲が止まった。危なかった。もう少し輪に入る位置がずれていたら……。もっとずれていれば、見つけることも叶わなかっただろう。
「それじゃあな」
 ふ、と微笑んで先輩は去っていった。すぐに闇に紛れて見えなくなる。
 気配が遠くなっていき、やがて消える。離れすぎたのか、もう何も感じられない。
「…………」
 夢のようだ。ゴーストタウンでは遠かった距離が一気に近付き、こうも早く接触までに至るなんて。
 だが……この掌に確かに残る碕梓臥先輩の手の感触が、決して夢ではないことを証明していた――……。


kurogiri-3.jpg




以下背後より。相変わらず雰囲気壊してます。
バトンはまだ書けてないです……すみません。本当難しいですねorz

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[SS…?
出会い
 ――あれは、ゴーストタウンでの出来事だ。

 銀誓館学園に入学し数ヶ月。小学校以来の学校生活に初めこそ戸惑ったが、今ではそこそこに慣れたと思う。学園行事、大決戦……なかなか楽しいものだな。
 だが、闇社会に身を置いていた俺としては物足りなさがある。いや、今まで人間相手だったのがゴースト相手になったことに対する不満はない。敵であれば誰だって構わないし、むしろゴーストの方が特殊な技を使うから戦い甲斐があったりする。
 戦い方だ。他の者がいる手前、かつての仕事のような戦い方は出来ない。血や死骸に慣れている同業者でさえ俺を避けていたしな。万の一にも生存の可能性を叩き潰す……当然の事だとは思うのだが、どうも傍目から見ると度が過ぎていて残酷にしか見えないようだ。生徒の中には苦手な者もいるだろうから……自重している。
 我慢というものは良くないようだからな、捌け口として毎晩ではないが……気が向いたときに一人でゴーストタウンに足を向けている。あそこの雰囲気は悪くない。闇社会での己を引き出す、うってつけの場所だ。

 あの日も、ゴーストタウンに向かった。
 足を踏み入れば、空気が変わる。ゴーストの巣食う場所。無数の殺気が放たれるのが肌で感じられる。草木も眠る丑三つ時……物音一つない、完全な静寂。――いや違う、微かに聞こえるゴーストの身じろぎの音。獲物の訪れに悦びを隠せないのか……。数は……ん、数えるのも面倒だ……。
 一歩足を踏み出すと、それを機に物陰から一斉にゴーストが飛び掛ってきた。各々の欲望に正直に、一直線に俺に向かって来るゴースト共……。
 俺は玄哭剣を構え、迎え撃つ――。
 剣を一閃する度に飛び散る紅。肌に、服に、付着する毎に冷えていく頭の中。
 痙攣するリビングデッドの腕に剣を突き立てると、この場で動くものは俺だけとなった。
 床や壁に、元々の血痕の上から新たな血が上塗りされて、濃い血の臭いが漂う中深呼吸する。……どんな香りよりも血の臭いが気持ちを落ち着かせる。
 人間は死骸がそのまま残ってしまうが、どうもゴーストは倒すと消えてしまうようだ。……まぁ、死骸をどうこうする趣味はないから構わないが。処分を考えなくていいからむしろ楽だ。
「……またちはやに怒られるな。破れていないだけマシか」
 コートにベットリと付いた返り血を見て苦笑する。どうも血は落ちにくいらしい。ゴーストタウンに行くだけなら血が付いていようが問題ないが、普段着る時に血が付いていたり破れていたらさすがに怪しまれるだろうな。
「…………!」
 ふと気配を感じ、見上げる。ゴーストではない。人間……女性だ。多分年はそんなに大きくは離れていないと思う。
 月光が射し、逆光になっているので表情はよく分からない。
 瞬間、理解した。……彼女は、俺と同じだと。具体的に何がというのは挙げられないが…………似ている、この一言に尽きると思う。
 視線を交差していた時間はそう長くない。すぐに彼女は漆黒の長髪を靡かせ、身を翻した。
「……ゴーストタウンに来るということは能力者――銀誓館学園の生徒か……? ……まさか、俺と同じような奴に会えるとはな……」
 今度の運動会にでも探してみるとしよう。生徒であって、参加していれば見つかるだろう。参加人数は膨大だから目で見つけるのは困難だ。だが、きっと感覚で分かるだろう……。

 ――後日、あの女性から手紙が届いた。
「……碕梓臥……美晃…………碕梓臥、先輩……か」
 やはり銀誓館学園の生徒だったか。向こうから手紙が来るとは予想外だった。しかし、これで運動会の日に探す必要がなくなったか。
 手紙に書かれていた名前をなぞり、もう一度、先輩の名前を呟いた……。



以下は背後のコメントです。

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